徐々に寒さも増してきて、11月ももう半ば。
世間はイルミネーションも始まり、少しずつクリスマスの雰囲気ですが・・・私は、毎年この時期になるとソワソワします。そう、毎年11月の第3木曜日はボジョレー・ヌーボー解禁日です!
「ヌーボー」はフランス語で「新しい」と言う意味で、「ボジョレー・ヌーボー」はフランスのボジョレー地区で作られた赤ワイン(ブドウはガメイ種)の新酒です。
通常のワインとは違い、ブドウを収穫後すぐに醸造し、ボトルに詰めます。そして、通常のワインとは少し作り方が異なるので、長期熟成には向がず美味しく飲める期間が限定されています。私はいつも数種類購入し、お正月までには飲むようにしています。
因みに、ボジョレー・ヌーボー・ヴィラージュというのもあります。「ヴィラージュ」はフランス語で「村」の意。「ヴィラージュ」を名乗るには、より厳しい条件(ブドウの収穫量やアルコール度数など)をクリアしないといけないため、「ヴィラージュ」が付いていないものより格上となります。
ボジョレー・ヌーボー自体は、その年のブドウ(ガメイ種)の出来を見るためのものですが、毎年味や香りが異なっていて、とても個性があります。20年以上前から毎年ボジョレー・ヌーボーを解禁日に飲んでいますが、個人的には、最近では2015年と2016年のヌーボーが美味しくて記憶に残っています。とは言いつつ、熟成させると美味しくなる年もあり、決してヌーボーだけでブドウの良し悪しが分かるものではないですが、ワイン選びの基準にはできると思います。
今年はコロナ渦で、普段のお酒を家呑みされている方も多いと思います。是非ボジョレー・ヌーボーを秋の夜長に楽しんでみてはどうでしょう。
