ワイン×和食、ワイン×餃子・・・等々、ワインと食のペアリングは豊富にありますが、私が最近気になっているのがコレ↓
「ワイン×チョコレート」
もしくはチョコレートが主役で「チョコレート×ワイン」とすべきかもしれません。
「チョコ」と「ワイン」のペアリングについて考えてみました。
知人のショコラティエの方から「チョコレートにもテロワールがあって、ワインとの共通点もある」「ワインと同じように、カカオ豆も農園によって味が変わる」と聞き、チョコレートを知れば、ワインの新しい発見があるかもと思い、その知人のアトリエをお邪魔してチョコレートセミナーに参加させて頂きました。
カカオ豆からどうやってチョコレートになるのか、から丁寧に説明して頂き、チョコの原型のような状態~加工されたチョコレートになるまでの工程を順番に試食させてもらいました。チョコレートを深く学ぶんだのは初めてでしたが、奥が深くてとても面白かったです。そして、説明を受けた後で試食するチョコは更に美味しくなっていました。付加価値ってやつですね。
試食チョコの一部↓




説明の中で一番驚いたのは、カカオの実(カカオポッド)が意外に大きかったということです↓。ラグビーボールくらいのサイズだそうです。

このカカオの実から白いバルプことカカオ豆(実は種だそうです)を取り出し、発酵⇒乾燥を経てチョコレートの原料のカカオ豆になります。
話をワインに移します。チョコレートとワインの共通点を挙げてみました。
テロワールがある
「テロワール」とはワイン、コーヒー、茶などの生育地の自然条件の特徴を表す言葉です。
カカオは栽培できる地域がとても限定されていて、気候や土壌など、自然条件が整った地域でしか栽培できないらしく、産地は赤道を挟んで北緯20度から南緯20度までだそうです。ワインはというと、北緯30~50度・南緯30度~50度に多くの産地が集中しています。
種類が多いので、食べ比べ・飲み比べができる
カカオ豆は多様な品種が作られています。生産される地域や農園によっても特徴が異なります。参加したチョコレートセミナーで同じ産地のチョコレートを2種類食べ比べしましたが、味の違いをはっきり感じました。ワインは言わずもがなで、作り手や畑によって味や香りが異なってきます。
次回以降でワインとチョコレートの合わせ方(ペアリング)について、取り上げていこうと思います。
